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九州を「環境圏」で区分

 九州は一つの大きな島です。それを囲む海は、大きくとらえると大平洋、東シナ海、日本海の三つがあり、さらに沿岸域をたどってみると瀬戸内海、日向灘」、玄界灘、有明海、不知火海らが見えてきます。それらに着目しながら、九州を「環境圏」という視点で段階を追って分析してみることにしましょう。(以下の手法を私たちは「ハンディー法」と呼んでいます)

@ A B C
河川に着目し、尾根の線を導き出します。 河川が最終的に流れ着く外海の違いにより区分します。 内海を介して外海に接している地域のまとまりによってさらに区分します。 比較的大きな河川の流域によってさらに区分します。
@ 河川に着目し、尾根の線を導き出します。
A 河川が最終的に流れ着く外海の違いにより区分します。
(1.玄界灘環境圏、2.周防灘環境圏、3.天草・角力灘環境圏、4.日向灘環境圏、5.大隈海峡環境圏が浮かび上がってきます。)
B 内海を介して外海に接している地域のまとまりによってさらに区分します。
(A.有明海環境圏、B.不知火海環境圏、C.大村湾環境圏が浮かび上がってきます。)
C 比較的大きな河川の流域によってさらに区分します。
(筑後川流域、菊地川流域、球磨川流域、五ヶ瀬川流域、大淀川流域などが浮かび上がってきます。)

 特に、Bで浮かび上がってくる「有明海環境圏」と「不知火海環境圏」の二つは、日常的な生活感覚から言っても比較的素直に”ひとまとまりの圏域”と感知できる大きさとつながりです。また、内海を擁しているが故に、特にその水質管理という意味から責任の明快な地域区分であり、同時に海、川、山の資源のバランスがとれた自給自立的な生活圏形成の可能性の高い地域ということができます。我が国全体が目指している循環型社会のモデルに成り得るでしょう。


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